シリコーンプリントで使用しているシリコーンとシリコンの違いをご存知でしょうか?

みなさん、こんにちは〜!

今日は、シリコンシリコーンの違いについて書きたいと思います。私の勝手なイメージだと「シリコン」って聞くと、工業用・作業用なイメージで「シリコーン」って聞くと、100円均一に売られているキッチン用品や、ベビー用品の一部に使用されているっていうイメージなのですが、実際のところどうなのでしょうか?

いや、いや・・そもそも!シリコン・シリコーンって一緒じゃないの?!って思ってますし、
そもそも!シリコーン・シリコンってなんなの?!って、思っちゃったりするので、

まずは、そもそも・・・「シリコン・シリコーンって何なの?!」っていうところから、今日は始めていきたいと思います!笑

 

シリコンとシリコーン

両者の原料は地球上で一番資源量が多いとされる二酸化ケイ素(SiO₂)です。この化学名以外にも、シリカ、石英、水晶などいろいろな呼ばれ方があります。いずれも同じ成分で、原子と酸素が化学反応してでき上がるものです。

 

シリコンとは

シリコンは、元素の種類であるケイ素のことです。岩石や土壌の主成分として自然界に存在し、地球上で酸素に次いで多く存在します。石や砂はケイ素の酸化物で、俗に言うケイ石とは、石英や水晶などのように二酸化ケイ素(SiO₂)で構成された岩石の総称です。半導体材料に使われるシリコンは、原料の石英・水晶を還元、精留させて、ケイ素の純度を高めたもので、暗灰色をした金属です。

 

シリコーンとは

酸化ケイ素(SiO₂)を還元して金属ケイ素にした後に有機化合物を結合させた特殊な化合物で、無機と有機の特性を併せ持つものです。ケイ素は単体では自然界には存在せず、酸素と結びついてケイ石として存在しています。このケイ石(石英・水晶)を還元して金属ケイ素を作り、複雑な化学反応を加えて作り出したのが、無機と有機の性質を兼ね備える合成樹脂で、高温や低温に強い、紫外線にさらされても劣化しにくい、水をはじくなどなど、さまざまな特性を発揮します。
※有機化合物とは、炭素と水素からなる化学物質で、ガソリン、エチレン、ポリエチレン等が一連の有機化合物の例です。無機は炭素原子を持ちません。

シリコーンが化学物質なのに対して、シリコンは金属の一種ということがわかりました。名前が似ていても、物質としてはジャンルが異なるんですね!

 

どんなところに使われているの?!シリコンとシリコーン。

【シリコン】

スマートフォン、自動車、家電など、様々な製品の頭脳として半導体が組み込まれていますが、その基盤に使われています。

【シリコーン】

シリコーンは、ゴム・オイル・合成樹脂(プラスチック)の3つの形態に分類されます。用途は、整形手術における埋め込み剤、電子レンジで野菜などを蒸すときに使うゴム状の容器、シャンプー用枝毛コートや車の艶出しコートなど、シリコーンは製品数も用途も無数にあり日常生活に密着しています。
 
それぞれ使用用途は、私のイメージ通りでした。
 

前田ネームのシリコーンプリント

前田ネームでは、先述したシリコーンのインクでプリント加工をしています。これまでに、シリコーンの滑り止めの効果を利用した資材も多数プリント加工してきました。
シリコーンプリント
 
シリコーンプリント加工
 
これは2枚とも、平ゴムにシリコーンプリントをしています。他にもインナーの内側の滑り止め加工だったり、腰痛ベルトへの滑り止め加工だったり、アクセサリーの滑り止め加工だったり、弊社のシリコーンプリントも様々な用途で使用されています。
 
 
 
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