みなさん、こんにちは〜。

前田ネームのWEB担当 前田です。

暑い日が続いていますね。。。
くれぐれも熱中症にはお気をつけください(;_;)

 

さて、タイトルの通り…今日は「生機」について書こうと思います。
この「生機」なんて読むかご存知でしょうか?
生機=きばたと読みます。

では、早速「きばた」について書いていきます。

 

生機とは

糸を製編機織して得られる面状の布で、染色や仕上げ加工される前のものを指します。
生機は仕上げ加工される前の生地で、糸に糊が付いたままの状態ですので、バリバリゴワゴワで硬いです。
(布生地を織る時など、製造しやすいようにたて糸に糊を付けています。)

絹の未精練布の場合は「生成り=きなり」
織物では「織り上がり・織り卸し・グレー」などと呼ばれています。

生機は精練(糊抜き、汚れの除去など)、漂白、シルケット、染色、特殊加工を経て生地製品になります。

 

生地製品までの第一段階:精練とは

繊維・繊維製品に付着している天然不純物、油剤などを取り除く染色の前工程です。
アルカリ類と界面活性剤を用いて溶解・分解・乳化・けん化・酸化で除きます。
水にせっけんを溶かし、生地を入れ、高温で熱するイメージです。

 

生地製品までの第二段階:シルケットとは

シルケットとは綿織物に行われる加工の一種で、綿の光沢、染色性、形態安定性、平滑性の向上等を目的としています。

綿糸または綿布を緊張下で水酸化ナトリウム濃厚溶液で処理したのち、水洗することにより絹様の光沢を得る加工法で、通常、染色工程前に行われます。

 

生地製品までの第三段階:染色とは

織編物の染色は、わたや糸、トウ・トップの状態で染める「先染め(糸染め)」と、織編物にしてから染める「後染め」に分けられます。
「後染め」は更に浸染捺染(プリント)に分けられます。
後染めはクイックレスポンス(QR)に対応できるため広く行われています。
 
【浸染とは】
浸染は、染めたい布を染料を溶かした液体の中に浸して後染めする技法のことです。「無地染め」「反染」ともいいます。
均一に染めることができ、色も安定しやすく色落ちしにくいです。伝統的な草木染めなども、昔から浸染で行われていました。
 
【捺染(プリント)とは】
染料と繊維に密着する糊(ノリ)と混ぜて作られた染色液を使い、織物に模様染めをすることをいいます。
ローラー捺染、スクリーン捺染などの従来の方法に加え、近年は環境に優しく(無水性)、小ロット対応が可能なインクジェットプリントが注目されています。

 

弊社では、自社工場内で染色、捺染、インクジェットプリントのプリント加工をしています。スクリーン捺染では、染料だけでなく、顔料インクやシリコーンインクなども使用してプリントしています。

P下生地とは

生地関連でもう一つ、ご紹介したのがあります。それは・・・、ぴーした生地です。
インクジェットプリントをされるお客様に、特に生地を支給していただく際に必ずお伝えしているのですが、ご存知でしょうか???
 

「ぴーした」って、ひらがなで書くと、意味が分かりませんね。笑
「P下」や、「P下晒」と書きます。

これは簡単に言うと、プリント用の生地ってことです。プリントする際に蛍光剤や、樹脂加工されているとプリントが綺麗にのりません。そこで、綺麗にプリントするために仕上げのみ行って、染色等をしていない生地を使用します。インクジェットでプリントする場合は、このP下生地が必要になります。持ち込みの生地の場合には、ご注意下さい。弊社で、後加工で樹脂加工は可能ですのでお申し付けください。

 

   染料を使用してスクリーン印刷例
 
染料を使用したスクリーン捺染のプリント例
 
染料を使用したスクリーン捺染のプリント例 綿素材
 
  インクジェットを使用したプリント例
 
面ファスナー メス面にインクジェットプリント
 
ナイロン素材インクジェットプリント